オンラインセミナーという成長領域で勝負をかけよう

スタートアップ

このページでは、オンラインでのインタラクティブな配信を作った新たな事業の生み出し方を検証しています。

グーグルミートMSチームズズームといった動画配信等のシステムをつかったオンラインでのコンテンツ提供(「オンラインセミナー」)は特に商品や製品といった物理的なアウトプット(製造・配送)を必要としないコンテンツを提供するツールとしては圧倒的な破壊力を持っています。

今までのインタラクティブ(双方向)のセッションと言えば、ウェブを通じての文字や画像といった情報のやり取りがメインでした。現在は、動画も含めライブ・リアルタイムでの双方向のビデオコミュニケーションが可能となっています。通信速度が光ファイバーや4Gで高まった現状においては、ほとんど対面で行うのと同様のサービスをオンラインで提供できるといっても過言ではないでしょう。

ここまで、オンラインでのやりとりが効率的にかつ実用的になってくると、様々なサービスを、感染症対策も兼ねて、対面でなくオンラインで、という流れが飛躍的に加速してくると思われます。例えば、塾や学校などの授業ですが、授業だけならば、果たして塾や学校に行く必要が出てくるでしょうか?上述した配信システムを使えば、場所を問わずライブで授業を行えますし、双方向なコミュニケーションも可能です。さらに録画で行うこともできるので、時間も問わずコンテンツを配信することが可能になるのです。

オンラインでの配信技術が進歩し、コンテンツについては、対面と変わらないレベルで提供できるようになりました。

ライブ配信のメリット

ライブで授業を行うメリットとしては、やはり臨場感とその場で質問などを処理することできる即時性でしょう。しかし一方で、ある特定の時間でないと見られない、という不便さもありますので、おそらくは、ライブ配信+録画を見られるような仕組みとするのが、配信手法としては最も好適ではないかと思われます。

オンライン配信は、塾や学校の授業だけではなく、資格、レッスン、趣味、自己啓発、セミナーなどすべての分野で活用することができるのが強みです。世の中には数多くの書籍が販売されていますが、そうした書籍に記載してある内容は全てオンランで配信できるといっても過言ではないでしょう。今まで書籍が重要視されてきたのは、あくまでコンテンツを供給する人から消費者までのバリューチェーン(流通経路)が整っていて、文字を紙に記載して、印刷、製本、流通、販売という一連の流れに乗せれば、本を発売することができたためです。

書籍化できるコンテンツは全てオンラインで提供可能

出版ビジネスモデルの流れの中には、出版社と言われる、本の内容の目利きをする人がいて、コンテンツのクオリティをチェックする役目を担っていました。この出版社が書籍に関してはゲートキーパーとして、筆者(コンテンツ制作者)と消費者の間に立って発行部数、価格、筆者との利益配分と担っていました。著作権のチェックも出版社が行っています。

さて、オンライン配信では、コンテンツのクオリティコントロールを誰が行えば良いのでしょうか?クリエーター投稿型でチェックをしない形にしてしまいますと、社会的に許容できない内容が、意図的にもしくは意図せずに配信されてしまうリスクがあります。もちろんコンテンツのクオリティコントロールはプラットフォーム提供会社が担っていくというのが、現状のコンセンサスはありますが、仮にライブストリーミングのプラットフォームを自社で作った場合に、そうしたチェック機能は働きません。誰もが容易にオンラインでコンテンツを提供できるようになった反面、コンテンツ自体のクオリティへのモニター体制は、まだできていないのが現状です。こうしたモニター体制をAIを使って補完するサービスへのニーズも今後高まっていくものと思われます。

出版社に代わるコンテンツクオリティチェック(CQC)機能の提供するスタートアップも面白い

オンライン配信の収益化

オンライン動画コンテンツのマネタイズについては、今までは動画を掲載しているサイトへの広告掲載が一般的な方法でした。すなわち、オンライン動画の販売や月額課金の仕組みを構築するのは技術的なハードルが高かったのですが、今後は、マネタイズも含めたプラットフォーム、まるでECサイトやブログを開設するように容易にオンライン動画の配信ができるものが生まれてくると思われます。

課金システムも兼ねたオンライン配信システムにはまだデファクトのサービスがない

次に、仕組みとして考えなくてはならないのは、いかにインタラクティブに動画の視聴をする人の満足度を高めるか、ということです。本や電子書籍を購入してただ読むのと同じ効果しか得られないのであるならば、より価格が安いサービスへと流れていき、最後はコンテンツ間での価格競争という事態に陥ります。動画コンテンツを視聴することで、電子書籍よりもより満足度が高まる仕組みを作らないと、せっかくのオンライン配信も効果が薄くなってしまいます。

インタラクティブな運用

一つのアイディアとして考えられるのは、オンラインセミナーという形で、提供したコンテンツの理解度を確認しながら、インタラクティブにサービスを提供する方法です。例えば、コンテンツの理解度を確認するために、ステップ毎に確認問題をオンライン上で視聴者に回答させても良いでしょう。そして自分だけでなく一緒にそのオンラインセミナーを受講している人の、習熟度や達成度合いをリアルタイムで見られるようにするのです。今までは繋がりがなかった人が、コンテンツへの理解度を軸につながっていく、そして程よい関係で相互によい刺激を与え合って、より積極的にセミナーへの参加、ひいてはそのコンテンツの習熟や理解を通じての人間的な成長をすることができるのです。このインタラクティブにコンテンツを介在してお互い刺激し合えるというのが、新しいオンラインセミナーを始めるスタートアップへの期待とニーズとなるでしょう。

オンライン配信参加者の理解度を高める仕組みにはまだ未知の分野なので、先行することができそう。

まとめ

  • オンライン配信は、時間と空間から解放されるため、より効率的にコンテンツを提供できる
  • マネタイズは有料会員制がフィットする
  • インタラクティブなやりとりが他のメディアからの差別化の源泉
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