日本だけでの事業展開は古い!効率的なグローバル展開を考えてみる

新しく事業を展開しようと考える時に、対象とする市場のドメインをどこに設定するかで悩むと思います。地域で区切るか、消費者で区切るか、いろいろな切り口を見つけることができるでしょう。おそらく、必ず検討の項目の一つとして入るのが、この事業はグローバル展開するか、日本だけで行うドメスティックな事業にするか、という選択肢だと思います。

このページを読んで欲しい方
  • 事業の国内展開を優先するか、グローバル展開を目指すか悩んでいる人
  • 海外展開をするには、どのように他言語サイトを作るか悩んでいる人
  • グローバルで展開するサービスにあっているビジネスモデルを知りたい人

国内のみでの事業展開のデメリット

スタートアップという事業基盤が脆弱な状態で一気にグローバル展開を目指すというのはなかなかチャレンジングな発想です。多くのスタートアップの関係者(ベンチャーキャピタルや金融機関)は、まずは国内の事業展開がうまくいった後で、海外を目指すのはどうだろうか、と事業領域を性急に広げないようにアドバイスをしてくると思います。もちろん、スタートアップの市場ドメインに正解はありません。究極的には、誰にも見えない市場の中で、嗅覚が働く経営者が、この市場だ、と言って掘ってみたら、大当たりした、ということはよくある話です。事業を展開する前から、やっぱり海外にも行こうかな?いや日本で勝負しよう。などと悩んでいるよりも、自分を信じた市場でやってしまえ、という方がスタートアップとしては正しいのでしょう。

しかし、グーグルなどの翻訳機能がこれほどまでに発展した現在において、日本語だけで事業を行うのは、もったいないと思います。少し前であるならば、いざ日本語を英語に訳そうとしたら一文字何円でコストがかかっていました。しかし機械翻訳を使えば、ほぼノーコストで翻訳ができます。それも英語だけでなく、ほぼ全世界の言葉へとです。スタートアップの事業形態によりますが、コンテンツ型で情報発信型のビジネスモデルならば、少なくとも日英に加え、西中独仏程度の言語に訳して展開をするにはどうでしょうか?アプローチできる人口の数が数億人へと一気に広がります。

この多言語での世界中への事業展開は類稀なる成長ドライバーとなるでしょう。日本で成長市場(グロースマーケット)を見つけようとした場合、いわゆるマクロアプローチは取りにくいです。総人口や総世帯が減少する(参照「総務省統計局」)、すなわち縮小経済の日本でマクロベットするような戦略は取れませんし、投資家などの他の人を説得することは難しいでしょう。しかし世界の人口に目を向ければ、スタートアップのマクロベット戦略は合理的です。国連による統計からも明らかな通り、世界の人口は増加するのです。日本にいると忘れがちな前提ですが、縮んでいるのは日本だけなのです。言語別に見ても、英語圏、スペイン語圏は成長するでしょう。スタートアップにとっての未開の成長市場です。

世界の人口の何%を囲い込みするだけで、日本よりも圧倒的に大きな市場をとることができます。

多言語展開に向いた事業は?

さて、多言語での事業展開に適した事業にはどういったものがあるでしょうか?モノの配送が絡む事業は物流コストもあり最初は難しいかもしれません。日本で作ったモノを輸出するようなモデルです。国内の物流ですら高コスト状態が続いており、海外への輸出先となるとさらにコストが嵩み、商品の価格優位性がなくなってしまいます。

アイディアとしては、日本の情報を世界に展開するというビジネスモデルでしょう。日本で求められている情報は世界でもニーズがある可能性があります。インバウンドへのニーズの増加を狙って地域の情報を提供する、日本で流行っている商品を紹介する、日本の特定の事業の状況(市場シェアや業界構造)を解説する、というような切り口は世界でのニーズがあるかもしれません。とにかく、まずは日本語でしっかりとコンテンツを作り、一定数アクセスが稼げるようになったら多言語で展開してみる、というのが成功の秘訣でしょう。自動車情報を中心にまとめているマークラインズも多言語展開の好例です。

マネタイズはアドセンスなどを使った広告宣伝、コンテンツ化してアマゾンか有料会員制での課金でしょう。後者は人気が出ないとスケールしないにで、アドセンスのキャッチフレーズではないですが、まずは「コンテンツが一番大切」ということで、熟慮を重ねたコンテンツを掲載しましょう。

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